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to_unsafe

もし、ある方に to_unsafe メソッドが定義されていた場合、C に渡されるのはそのメソッドからの戻り値となります。例をあげます。

lib C
  fun exit(status : Int32) : NoReturn
end

class IntWrapper
  def initialize(@value)
  end

  def to_unsafe
    @value
  end
end

wrapper = IntWrapper.new(1)
C.exit(wrapper) # wrapper.to_unsafe is passed to C function which has type Int32

これは、C の型のラッパーを定義する際に、明示的にそれらをラップされる型に変換する必要がないために便利に利用できます。

例えば、String クラスが UInt8* を返す to_unsafe を実装している場合を考えてみましょう。

lib C
  fun printf(format : UInt8*, ...) : Int32
end

a = 1
b = 2
C.printf "%d + %d = %d\n", a, b, a + b